慢性上咽頭炎の症状は、のどや鼻の不調に留まらず、全身に及ぶことが特徴です。主に以下の3つのグループに分けられます。
1.上咽頭の炎症そのものによる直接的な症状後鼻漏(鼻の奥から喉に粘液が落ちる感じ)、早朝の痰がらみ、のどの違和感・ヒリヒリ感、鼻づまりが治らない、咳、声 のかすれ、頭痛・頭重感、肩こり、めまい、耳閉感
2.自律神経の乱れによる症状全身の倦怠感・慢性疲労、めまい・立ちくらみ、睡眠障害、集中力・記憶力の低下、イライラ、胃腸の不調、うつ症状など。上咽頭は迷走神経が近くを通るため、炎症が自律神経に影響を及ぼしやすいと考えられています。
3.免疫反応による二次的な症状(病巣感染症)
IgA腎症、掌蹠膿疱症、皮膚の炎症(乾癬・アトピーなど)など。慢性炎症が免疫系を刺激し、離れた臓器に影響を及ぼすことがあります。
これらの症状が長く続き、通常の検査で異常が見つからない場合、慢性上咽頭炎が隠れた原因になっている可能性があります。